今月12日、福岡市の私立中学バスケットボール部で、1年生の男子生徒がチェーンで縛られ殴られるという痛ましいいじめがありました。
学校側は25日、いじめ対策委員会を開き「重大事態」として対応する方針を発表しています。
このいじめ事件に際して事件の全貌を調べていきます。
被害者はバスケットボール部の1年生
被害者の男子生徒は、同行の１年生でバスケット部に所属し、１２日練習後体育館倉庫で上級生３人から鉄製のチェーンで縛られた上、顔を平手打ちなどされて、全治２週間の怪我をしました。
学校は、２５日いじめ対策委員会を開き、生徒全校生徒約８０人に対して、いじめのアンケートやカウンセリングを実施するとしています。
一方警察は、生徒側から被害届を受理して、傷害や逮捕・監禁の疑いも視野に捜査を進めています。
福岡市の私立中学校はどこ？
こちらの学校は、福岡県福岡市西区にある私立中村学園三陽中学校と推定します。
・福岡市内の私立中学校であること
・バスケット部があること
・全校生徒の数が８０名であること
・報道の写真との一致
以上のことを元に今回の学校が中村学園三陽中学校であると推測しました。
男性生徒の怪我の状態は？
全治２週間とは、打撲の状態ではないでしょうか。
被害者の生徒は、何度も平手打ちなどをされており、顔にも打撲痕があると推定できます。
全治２週間の怪我を負わせられると、法律上では約１０万円前後の慰謝料が発生することがあります。
今回は３人で一人の生徒を殴る行為であり、卑怯でもっとも許しがたい事件だと思います。
中村学園三陽中学校バスケットメンバー指名
中村学園三陽中学校は、県内でもバスケットが強く、７月の大会でも福岡地区で優勝しています。
２０２３年のスタメンメンバーは、卓承賢・古賀太耀・下司大輝・筋田陽仁・渡邊輝星・坂本宗次朗・栗本富美也です。
せっかくバスケが強く周りからも応援を受けているのに、いじめが原因で何もかも失ってしまうのは、本当にもったいないと思います。
またチームメイトが全員悪くなくても、全体が避難を受けるのは仕方ないことだと思います。
学校のいじめに対する対処
口コミをみていると、以前から学校内でいじめ問題があり、教師が立ち上がり対策はとっていたようです。
いじめ防止方針
中村学園では中学校・高校と共に、いじめ防止方針をHPに記載しています。
教師たちもいじめは絶対許さないと、生徒にも厳しく指導していたようです。
在校生に対するケア
この事件に関して校長は、「いじめに該当すると認識している。被害生徒の心のケアに最優先で取り組みたい」と話しています。
しかし今回は、「いじめではなく傷害 暴行です」と言う意見が多く、学校側の認識の甘さを指摘されています。
学校側の取り組み改善
校長や教頭、スクールカウンセラーらでつくるいじめ対策委員会を25日に立ち上げ、今後の対応などを協議するということが分かっています。
いじめの犯人の三名はいじめ対策委員会の結果で判断が下る模様なので退部になる可能性や停学などの処分や、退学などの処分も考えられれます。
いじめた子は少々の反省で社会にでて、いじめられた子は心が治らず今後の一生に関わることもあります。
日本のいじめ問題は、まだまだ被害者がつらい立場のままです。
フランスでは、いじめは重罰化に向けて動き出しています。
日本でもいじめは犯罪という認識を持ちしっかりした罪を償う行いをしないと永遠にいじめは無くならないと思います。
SNS上の声は？
中村学園三陽ちゅうがくについての皆さんの声です。
今回の事件は、「いじめ」の範囲を超えた犯罪であるとコメントされています。
少年法について
未成年者であっても、人に暴力を振るってケガをさせれば、傷害罪（刑法第２０４条「人の身体を傷害した者は、１５年以下の懲役又は５０万円以下の罰金に処する。」） になります。
ただし、刑法第４１条は「１４歳に満たない者の行為は、罰しない。」とあります。
中学生であっても罪を犯したものは、罰をうけるのは当然のことと言っていいでしょう。
まとめ
いじめ問題は、年々その内容がエスカレートしていて、被害者の子はときに自殺に追い込まれることもあります。
いじめという概念を外し、犯罪と言う認識に変えて、いかに悪いことなのか、傷を追う痛みなど真剣に生徒一人ひとりが認識をしないといけないと思います。
子供だけでなく、大人社会でもいじめはあります。
他の国のように、問題を重大化し、全ての人間が被害を与えられてはいけません。
事件が起きたところだけでなく、普段の教育の中で生徒に対するカウンセリングや、相談窓口など今以上に設ける必要があると思います。
誰もが他人事ではなく、自分自身いつ加害者にも被害者にもなりゆることなので、しっかり問題重視すべきだと思います。
